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採用担当者インタビュー.2 小張総合病院

【ドクターインタビュー.4】医師不足の現場から

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医療法人社団圭春会
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理事長 小張淑男
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小張総合病院
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院長 冨岡一幸
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小張総合病院
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事務部長 逆井国男


医師不足は救急医療にとって深刻な問題です

理事長
わたしは「医療の原点は救急にあり」と思っています。  救急医療を始めようとした時には、父親にずいぶん反対されました。以前は野田市の救急委託を受けて、50床の病院で救急医療にあたっていましたが、そのころは野田市内で発生した救急患者の20%は専門医師不足、ベッド不足のために市外の救急病院に搬送されていました。
そこでわたしは、どうしても野田市内に24時間の2次救急医療体制の病院が必要だと考え昭和60年にこの地に病院をつくったんです。
事務部長
当時はあまり重視されていなかった脳神経外科、心臓血管外科、リハビリテーション科を備えた病院をいち早く開設しました。小児科は平成12年から救急対応しています。
院長
野田市になくてはならない中核病院としてご評価いただけていると思います。
夜間もひっきりなしに患者さまが来られます。地域開業医の先生から紹介される患者さまだけでなく、他の飛び入りの患者さまもどんどん受け容れていますから、2次救急だけでなく1次もやっているような感じです。現場では、「来られた患者さまはとにかく診なさい。ベッドが何ベッド空いていますから受け容れてください」と、毎日午後5時に医師、看護師、薬剤師、放射線技師、検査技師、事務員に申し送るというのが至上命令です。
理事長
わたしの方針として、「診療所などから送られてくる患者さまは必ず受け入れなさい。当院に余裕がなくて受け入れられない場合は、次の受け入れ先を指定するところまでやりなさい」と徹底しています。
24時間の救急医療を行うためには、一般病院の1・5倍程度のエージェントが必要であり、常に人員の確保に頭を痛めています。
とはいえ、救急医療の内容を充実させていきますと、一般診療のレベルもそれにつれて上がってきます。当院には、形成外科以外の診療科はだいたいそろっています。
わたしの理想としては、患者さまのために、365日外来をやりたいと思っています。それだけの人員を集めたいとすら思っているんです。
事務部長
しかし、医師不足は深刻です。特にだんだん小児科の先生が少なくなって、それで当院もMRTさんのお世話になったのですが……。
理事長
大学の医局も先生を引き揚げていきますからね。欠員の分は以前から、先生方にご紹介をいただいたり、MRTさんに人材紹介をお願いしていたので、なんとか補充できています。大学の医局とべったりつき合っていた病院さんは、今はたいへんなことになっているでしょうね。
院長
当院の先生方の中でも、突然「一身上の都合で3カ月後に退職したい」とおっしゃる方がいたりします。
わたしがここに来た昭和61年当時は、大学からの派遣も少なかったので、救急をやり診療・一般手術もやり、さらに夜間に緊急手術も行うというのはたいへんだったので、大学に頼んで先生に来ていただいていたのですが、最近では大学からの出向の医師も「医局に人が足りなくなったので戻れ」という話が時々ありますしね。
理事長
研修制度の変更が医師不足の大きな原因だといわれていますが、われわれから見ると、大学で教授が替わると医局員が減ったりするという変動は以前からあったんです。
事務部長
やはり昔から比べると今の医学部の教育は専門性が高まっていて、広範囲な診療ができる先生が少なくなってきています。でも民間の地域病医院はなんでもある程度幅広く診ることのできる先生が求められますから、量的な部分だけでなく質的な不足も感じるところです。消化器専門の先生でも、内科のこともある程度はわかっていていただかないと。

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病院から見た「MRTは病院のことがよくわかっている」

理事長
耳鼻科の常勤医はMRTさんに紹介していただいて、今は皮膚科と眼科の先生が不足しているので探しているところです。診療科が多いので、なかなか全員がそろうということはないですよ。
事務部長
MRTさんとのお付き合いは、平成14年に巡回検診の先生をスポットで探していただいたのが最初です。
それから小児科の救急医療のための当直医が、大学から出向で来ていた先生が減らされて大ピンチになったときに、スポットで先生を確保していただきました。
その後で耳鼻科の常勤の先生を紹介していただいたのですが、その時はMRTのスタッフから「こんないい先生がいらっしゃいますよ」と推薦のお電話をいただいて、すぐ面接して決めました。
他にも人材紹介会社はたくさんありますが、MRTのスタッフはもともと病院出身のキャリアということもあって、病院とは何かについてよく理解していますね。病院組織のこともよくわかっているし、「こういう病院にはこういうドクターが合う」というセンスを持っていると思います。だからわたしとの感性が合うんですよ。
それと病院のたいへんさがわかってくれているのでしょうね。「こんな先生が必要なんだけど」と相談すると、タイムリーにお話を持ってきていただけます。こちらとしては期限がある場合が多いですから。スピーディーだし、他社だと1年に1人くらいしか紹介してくれない会社はざらですから。
昔は、「大学から派遣されてくる先生がいい先生だ」という通念がありましたし、怪しいブローカーみたいな紹介業者もいましたが、そういう変なところは淘汰されてきて、今はもうMRTさんのような会社からの紹介が当たり前の時代です。
理事長
MRTさんは東大の医局がルーツですからね。やっぱり東大が人材の数も質も一番そろっていると思いますよ。

小張総合病院 アットホーム、学閥なし、フットワークがいい病院

理事長
野田市はこれまで、ちょっと交通の便が悪かったところはあるんです。でもつくばエクスプレスができたので、東京都心まで1時間かからなくなりました。最近では乗換駅の流山おおたかの森周辺に住んで、東武線で通ってくる常勤の先生も多いですよ。お子さんは筑波エクスプレスで都心の学校に通うわけです。
院長
東京外環自動車道で、東京の練馬から通っておられる先生もいらっしゃいます。マイカー通勤圏ですから。
それで、当院の自慢できるところは、「アットホームで、学閥がなく、フットワークがいい病院」ということです。
つまり医師とパラメディカルと事務職が、協調性を持って仕事に向かっているということ。医局は医局、事務局は事務局といった、よくある縦割りの弊害がありません。
理事長
大学病院だと、「これからレントゲンを撮りたい」と思っても、レントゲン技師に「5時で終わりです」と断られたりしますが、当院はいつでも快く応じてもらえます。これは他から来たドクターがみんな驚くことです。
院長
急患優先ですから、コメディカルの人もよく協力してくれていて、それが医療のスピードアップに結びついています。そういえば、よそから来られた先生に院内をご案内すると、スタッフが明るくあいさつを交わし合っているのに驚かれる人が多いですね。常日頃から挨拶を励行しています。そうしたことが診療内容にも影響しますから。
理事長
開業当初からの積み重ねで、そういう病院文化ができてきましたね。
事務部長
だって、24時間救急医療を支えるために、理事長が3日4日病院に泊まり込んで、家に帰らずに手術で奮闘していたのをわれわれは見ていましたからね。そういう医療に対するトップの姿勢を見せられると、幹部職員も前向きに仕事をするのが当たり前になってくるんです。
院長
それから、理事長はわけ隔てなく気配り、心配り、目配りをする人なので、そういう部分は若いスタッフにも伝わるようですね。
理事長
わたしは別に意識してやってるつもりはないですけどね(笑)。
院長
学閥がないというのは、大学からの出向の医師以外に、「当院に勤務したい」という先生に日本国中から集まっていただいています。同窓のドクターが1人もいなくても、みなさん和気あいあいとやってますよ。
それがフットワークのよさにもつながっています。自分の専門を離れた診療を他の医師に依頼するときに、依頼状を看護師にわたして頼まなくても、レントゲン写真1枚持って先生のところをたずねれば、「いやだ」という先生は当院にはいません。専門分野が違っても、同じこの病院で診療している仲間なんですから。

がんばっている病院は、環境整備にカネと手間を惜しまない

事務部長
それから当院の特徴としてつけ加えられるのは、時代を先取りしている病院であるということです。7対1入院基本料承認、看護配置基準、DPC対象病院認定、日本医療機能評価機構の認定医療機関 、電子カルテ化など、いち早く取り組んできました。最新式のMRI(核磁気共鳴画像診断装置)も平成18年度に設置しました。千葉県内では千葉大に続いて2台目です。
理事長からは、「制度が点数化されて2,3年たってからスタートするようではダメだ。同時にスタートするように!」と指示がありますから。ここ4,5年はこうした新しい制度に病院が一丸となって取り組むことで、さらにフットワークのよさ、スタッフ間の連携がとれるようになってきています。
理事長
おくれちゃうと、後でたいへんな思いをしますからね。常に先行投資。なんでも早いもの勝ちです(笑)。診療報酬の改定でもマンパワーや設備投資を後押ししてくれるようになりましたし。
院長
それと当院が誇れるのは、ドクターにとって働きやすい環境です。ハード面もソフト面も、しっかり環境整備をしています。ハード面については、最新の医療機器とIT化については、ご満足いただける水準でしょう。
理事長
最新の医療機器を導入するのはわたしの趣味ですから(笑)。ドクターがみんなびっくりするような、いい機械が入ってますよ。
院長
大学病院に写真を持っていくと、「もうこんないい機械が入ってるんですか!」と驚かれますね。
事務部長
理事長からは、環境整備は好きなだけやってくれといわれてますから(笑)。
院長
よい医療を提供するためには、よい医療機器を使って的確な診断と治療を行うことです。
ソフト面については、フットワークのいいコメディカルのスタッフを増やすこと。われわれが導入している最新の機器を使っていろいろな種類の機器が使えるように、独自に教育して育てています。
女性の患者さまには女性技師が対応できるように、患者さまが快く診療を受けられる環境をつくります。
理事長
研修医もね。今年の春の研修医の募集では、20名応募があって、13名面接して6名採用させていただきました。
事務部長
当院を第一希望とした人が7人いたそうです。「研修医に人気があるのは、どういう秘けつがあるんですか?」と取材を申し込まれたくらいですから。
きっと「自分のなりたい医師像がここにある」と評価していただいているのだと思います。
理事長
指導医の副院長が熱意のある人ですからね。研修医の希望者は、ここに来たら雰囲気でわかるみたいです。

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病院が欲しいドクターの人物像とは?

理事長
ドクターの資質としては、なによりも、医療に対する責任感があること。そして勤勉なことが大切だと思います。
院長
医師である前に人であれということ。常識人じゃないと困ります。患者さまにわかりやすく、納得してもらえる説明ができなければ治療の同意が得られません。常識のない人は言葉足らずでうまくできないのですが、同意なしで医療行為をしてしまうと何かあったらトラブルになってしまいます。  時間にルーズな人も困ります。それは相手に対して失礼にあたりますから。
それから今の保険医療制度をよく理解していること。制度がどんどん変わりますから、それをフォローしていないと診療に支障があります。
事務部長
それから当院はアットホームな病院だという特徴があるとお話ししましたが、協調性に欠ける人は困ります。
院長
協調性がない人は周囲から浮いて、孤立してしまいます。
職員旅行で、1泊の温泉旅行をやって無礼講の宴会をするのですが、これは普段なかなか話ができない人とのコミュニケーションの場になっています。
理事長
職員旅行は、実は横の連絡をスムーズに取るための、たいへん重要な行事なんです。
事務部長
協調性を持ちつつ、自分がやりたいことをまじめに積極的にやっていただける先生がありがたいですね。
理事長
院長
そうそう、仕事に情熱と向上心を持っていただきたい。10人患者さまがいたら10人とも違います。「この患者さまにはこれが必要だろう」という創意工夫を発揮した医療を提供すれば、患者さまは納得するし、感謝していただけます。それが次に続く医療になるのです。
そういう医師が集まっていないと、これからは病院の生き残りはむずかしいと思います。
理事長
つまり病院にとって医師の人材は命なのです。医師が指示しない限り医療行為は一切できません。ドクターを中心にチームを組んで医療にあたるわけですから。

病院の雰囲気を決めるのは看護師・コメディカル

院長
看護師さんに対しては、最近は医療がかなり高度化していますから、勉強して理解していなければ医療についてこれません。
それと患者さま個人個人へしっかり対応すること。「今この患者さまは何の病気でどのような治療をやっているか」をつねに理解しておかなければ、医療事故が起こってしまいます。経管栄養をやるときに、「ただ単に経管を入れればよい」と思っていては、チューブを気管に入れてしまうなどということが起こりかねません。医療内容をよく確認しなければ、注射1本打つことも危険なのです。自分で判断せず何かあったらすぐドクターに報告するべきです。
もちろん看護師さんの基本は、常日頃清潔にして、笑顔で患者対応すること。看護師さんの言葉遣いや態度が悪いと、せっかくよい治療をしても最後の最後に嫌な思いをして患者さんは家に帰ることになってしまいます。ましてや合併症などが起こったりすると、治療のイメージ全体が悪くなってしまい、よくない結果をもたらすことになるのです。
その範を垂れるのは、やはり現場指揮官の医師であるということにはなりますが。
理事長
そういえば、リハビリ科ができてから病院内の雰囲気はすごく変わったと思います。
昔はドクターは忙しくて患者さまと話す機会はあまりなかったのですが、いまは理学療法士がマンツーマンで施術するときにいろいろな話をするので、理学療法士とドクターとのカンファレンスの時に、「あの患者さんはこういうことを言っていた」と医師に伝えるし、逆にドクターの口下手なところを理学療法士が補ってくれているわけです。リハビリ科の存在によって、病院全体がよい雰囲気になってきたと思いますね。
MRT
深刻な医師不足の状況下で、野田市民のために、まじめに医療向上に取り組んでいる小張総合病院の姿勢が痛いほど伝わってくる座談会でした。
ていねいに探せば、こんないい病院は、日本中にたくさんあります。MRTはそうした情報を集めて、先生の目的とマッチングさせます。
貴院のニーズに合ったドクター探し 先生のニーズに合った病院探しは、ぜひMRTにお任せください。

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小張総合病院のチャーム・ポイント

  • アットホーム
  • 学閥がない
  • フットワークがいい
  • ハードもソフトも時代を先取りした働きやすい環境
  • 「自分のなりたい医師像がここにある」と研修医にも人気
  • つくばエクスプレス、東京外環道で思ったより東京に近い
 

病院はこんなドクターを求めている

  • 医療に対する責任感があること
  • 勤勉なこと
  • 常識人であること
  • 保険医療制度をよく理解していること
  • 協調性があること
  • 自分がやりたいことを積極的にやること
  • 仕事に情熱と向上心を持っていること
 

院がほしい看護師・コメディカル7カ条

  • 清潔に気を配ること
  • 笑顔で患者対応すること
  • 医療の高度化をフォローすること
  • 患者さま個人個人へしっかり対応すること
  • 自分で判断せずドクターに報告すること
  • ドクターと患者をうまくつなぐこと
  • 病院全体のよい雰囲気に気を配ること

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小張総合病院

小張総合病院
診療科目:
救急科、病理部、小児難聴言語外来、麻酔科、セカンドオピニオン外来、総合内科、整形外科、
腎臓・糖尿病内科、呼吸器外科、呼吸器内科、脳神経外科、糖尿病・代謝内科、心臓血管外科、
循環器内科、眼科、消化器内科、耳鼻咽喉科、神経内科、小児科、外科、産科・婦人科、消化器外科、
泌尿器科、乳腺外科、皮膚科、肛門外科
医院住所:
千葉県野田市横内29-1

※この記事は個人の感想によるものです。