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医師のアルバイトの時給相場って?高待遇・高時給求人の探し方も解説!

医師のアルバイトの時給相場は1万円前後です。なかには、地方の求人や季節性のスポット求人など、相場よりもさらに時給が高い仕事もあります。好条件の医師のアルバイトを探す際は、医局の紹介や医師専門の求人サイトの利用がおすすめです。 医師のアルバイトは、1万円前後が時給の相場です。緊急性の高いスポット求人や地方の定期非常勤など、条件によってはさらに高い賃金も期待できます。また、好条件の求人については、どのような方法で仕事を見つけるかも非常に重要です。 本記事では、医師のアルバイトの時給相場と、高待遇・高時給を狙える求人の特徴、条件のよい医師のアルバイトの探し方について解説します。   医師のアルバイトの時給相場は1万円前後 医師のアルバイトの時給相場は、一般的には1万円前後です。医師は給与が高いことで知られ、アルバイトであっても比較的高い時給で働くことができます。 なお、経験年数や勤務地域、勤務科、繁忙期など、好条件が重なれば、さらに高い時給の仕事が見つかるケースもあるようです。ここでは、より高待遇・高時給のアルバイトを選ぶために、勤務地域や診療科別に医師のアルバイトの時給傾向を紹介します。 【地域別】医師の時給傾向 医療機関や医師の人数は東京や大阪など都市部に集中し、北海道や東北などの地方に行くほど不足しています。人手不足の地域は給与や待遇などをよくして医師を呼び込みたい狙いがあるため、結果として地方都市の方が勤務医・開業医、共に年収は高い傾向にあります。 この傾向は医師のアルバイトにも見られ、都心と比べ地方都市の方が時給も高いことが多くなります。また、地方都市の場合、交通費が出たり、遠方であれば前泊ができるよう宿泊費を支給したりするなど、条件も良い傾向にあります。 ただし、医師不足が深刻な分、医師一人当たりの負担が大きい点には注意が必要です。対応する患者数が多かったり、専門にかかわらずさまざまな症例を見たりすることもあるため、アルバイトで経験を積みたい方におすすめです。 【診療科別】医師の時給の傾向 診療科では麻酔科のアルバイトの時給が特に高い傾向にあります。これは、麻酔科医の人数自体が少ないことが理由の一つです。 麻酔科を除くと、整形外科など、診療報酬が高い科目ほどアルバイトの時給も高くなります。 また診療科とはやや異なりますが、訪問診療も診療報酬が高く、ニーズの高まりにより求人数も増加しているため、チェックしておきたいアルバイトのひとつです。採用では患者の自宅で診療を行うため、コミュニケーション能力が高く、内科・外科・皮膚科などに精通している医師が歓迎されやすくなります。 なお、産業医や消化器内科、美容皮膚科など、人気の診療科は倍率が高いため、アルバイト求人もすぐに埋まってしまいます。これらの診療科で働きたい場合はアルバイト紹介システムに登録し、こまめに求人をチェックするのがおすすめです。   医師のアルバイトは季節性のある求人も要確認 インフルエンザのワクチン接種や、企業の集団健診など、医師のアルバイトは季節性のある求人が多い点も特徴です。特に、季節性のある求人では医師の確保が難しいため、通常より高時給で募集をかけることも少なくありません。どのような求人があるか事前に把握しておくことがおすすめです。 健康診断 3月~4月の年度替わりと秋頃には、学校や企業で定期健康診断を行うことが多いため、医師の健康診断の求人も増える時期です。比較的時給もよく、通常の診療と異なり健康診断は健康な人を対象としているため、診る範囲も限られています。医師の専門性も問われません。 とはいえ、学校では1,000人単位、企業でも100人単位と、多くの人数を診ていくため、対応スピードが求められます。また、学校や企業の単位によっては、医師一人で数百人単位の対応が必要となることもあるので、何名体制で対応するか事前に確認するとよいでしょう。 夏季アルバイト 8月~9月頃は夏季休暇を取る医師もおり、さらに、プール熱などの夏季特有の感染症が増加することから、アルバイトの需要が増えます。夏に多い医師のアルバイトは以下のとおりです。 健康診断・人間ドック 一般病院の日当直 クリニックの診察 外科の助手 リゾート地での患者対応 企業によっては、健康診断や人間ドックを夏に行うこともあるため、健診のアルバイトもいくつか見つかることがあるでしょう。また、一般病院の日当直、クリニックの診察、外科の助手などは、担当医が長期の夏季休暇を取るためアルバイトの医師に入ってもらうケースが多くなります。 また、稀ではあるものの、リゾート地で傷病者が出たときの応急処置を行うアルバイトもあります。一般病棟やクリニックと異なり、常に患者が来る訳ではないため、自由時間は論文の確認など自身の勉強にあてられる点もメリットです。 インフルエンザのワクチン接種 10月~11月は季節性インフルエンザのワクチン接種のアルバイトが増える時期です。こちらも健診のアルバイトと同様、医師の専門性が問われないため、初めてアルバイトをする際にもおすすめの求人です。 ワクチン接種アルバイトでは、接種は看護師が行い、医師は問診のみを担当するケースが多く、業務を手際よくこなすことが必要です。 なお、問診と接種のどちらも医師が担当する場合、その分、時給に反映されることも多くあります。 学術集会時の医師の代理 医師の学術集会や研修会が多くなる10月~11月は、出席する常勤医の代理にアルバイトを募集する病院もあるようです。研修会などは予定が事前に決まっているため、早めに求人を出すケースが多いでしょう。 冬季アルバイト 冬季に医師の需要が増す病院やクリニック、業務は以下のとおりです。 年末年始の当直 美容皮膚科の自由診療 ウィンタースポーツの救急指定病院 冬季も年末年始の休暇を取る医師が多いため、その分の補充としてアルバイトを募集することが多くなります。また、脱毛やAGAなどの自由診療分野では、休暇に需要が高まるため、年末年始も営業することから求人が増える傾向です。 スキーやスノーボード中の骨折、CPA(心肺機能停止)など、冬季ならではの診察も増えます。ウィンタースポーツ施設の救急指定病院や循環器科内科でも医師のアルバイトが増えやすい時期です。   医師のアルバイトの種類 医師のアルバイトには、以下2つの種類があります。 定期非常勤 スポット求人 それぞれ働き方が異なるため、アルバイトを探す際は、双方の特徴を把握したうえで自身にあったほうを選択するようにしましょう。 定期非常勤 定期非常勤とは、一般的なアルバイトのように継続契約を前提にした働き方です。働く曜日や時間帯が決まっているため、収入を安定させやすく、周りの医師やスタッフともコミュニケーションが取りやすくなります。スケジュール調整がしやすい点もメリットです。また、複数の定期アルバイトを組み合わせれば、フリーランスの医師として一定の収入を得ることもできます。デメリットとしては、常勤医師に比べ安定性が低く、勤務日数によっては社会保険へ加入できないケースがあることです。なお、求人では(定期)非常勤、もしくは固定勤務といった名称で募集されています。 スポット求人 スポット求人とは、ワクチン接種アルバイトのように、特定の日に限って働く方法です。1日~数日程度の求人が多く、時間帯や曜日は求人により異なります。単発のアルバイトと考えると分かりやすいでしょう。 スポット求人は定期非常勤よりも高時給の求人が多く、医師の不在などで急遽募集がかかった際はさらに時給が上がりやすい傾向にあります。すきま時間など、アルバイトを探す医師の空き時間に合わせてアルバイトを探せる手軽さもメリットです。デメリットとしては、定期非常勤のように安定した収入を得られない、人気の求人は倍率が高くすぐに募集を締め切られてしまうなどが挙げられます。   医師のアルバイトの探し方 知人からの紹介や民間求人サイトの活用など、医師のアルバイトを探す方法はさまざまあるものの、方法によっては有利な条件でアルバイトを選びにくい場合もあるため注意が必要です。ここでは代表的な方法を2つ紹介します。 1. 医局からの紹介 1つ目は、医局から紹介を受ける方法です。医局でアルバイトを探すメリットは、自分のスキルに合う仕事を紹介してもらえるため、不安なく仕事を始められる点です。応募したのはよいものの、経験不足から対応できないというリスクを減らすことができます。 しかし、高時給・高待遇のアルバイトは医局の先輩といったベテランで埋まってしまうこともあります。したがって、どちらかというと賃金よりもリスクの軽減や専門科の経験を重視したい若手の医師におすすめの方法です。 2. 医師専用求人サイトの利用 2つ目は、求人サイトを利用する方法です。求人サイトには、一般的な求人サイトと医師専用の求人サイトの2つがあります。一般的な求人サイトでも医師のアルバイトは募集しているものの、待遇を重視したい場合は医師専用の求人サイトがおすすめです。 専用サイトでは医師の求人のみを厳選して紹介しているため、定期非常勤・スポットと、自分に合った働き方を見つけやすくなります。また、求人数が多く、相場と見比べながら待遇のよいアルバイトを探すことも可能です。 なお、アルバイトを探すときは複数の専用求人サイトに登録するのがおすすめです。理由として、それぞれの求人サイトごとに強みが異なり、サイト独占求人もあるためです。 医師の高時給アルバイトを探す場合は、登録した複数サイトを見比べるとよいでしょう。   高待遇・高時給の医師のアルバイトは専用求人サイトで探そう! 医師のアルバイトは時給1万円前後が相場ではあるものの、地方の求人や季節性のスポット求人では、さらに時給が上がる場合もあります。ただし、このような高待遇のアルバイトは、探し方によってはなかなか見つからないため注意しましょう。 高時給・高待遇の医師のアルバイトを探す場合は、医師専用の求人サイトを利用し、かつ複数サイトに登録するのがおすすめです。 医師求人を専門に取り扱うMRTでは、定期非常勤・スポットの医師バイト求人を多数掲載しております。高待遇・高時給の医師のアルバイトをお探しの際は、ぜひMRTをご活用ください。

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「若いうちはしっかり働きたい」。大学病院勤務4年目の医師がMRTのスポットアルバイトを選ぶ理由とは|MRT利用者インタビュー

今回、MRTのスポットアルバイトを勤務された医師にインタビューを実施しました。実際に勤務を通して大変だったこと、やってみて初めてわかったことなど、リアルで率直な感想をご紹介します。 プロフィール 年齢:27歳(専攻医2年目) 性別 : 男性 専門科目 : 内科 本業の勤務先の形態:大学病院 スポットアルバイトをするのは、副収入と社会勉強のため 私がスポットアルバイトをする目的は、第一に副収入を得るためです。今は夫婦で共働きなのですが、将来の可能性なども踏まえて、できるだけ貯金をしておきたいと考えています。大学病院のお給料は、開業医の収入と比べるとどうしても見劣りしてしまうので、もっと稼ぎたいというのが正直なところです。 またスポットアルバイトは、社会勉強にもなると考えています。私の将来のキャリアは主に大学病院で昇進していくか、開業という道を選ぶかのどちらかですが、常勤先の大学病院のみでは街の病院での勤務を体験することはできません。 もちろん大きな病院での勤務はやりがいがあり、確実に成長にもつながります。しかし、病院の大きさにかかわらず、さまざまな現場を知っておく必要もあると思っています。また医局からの紹介を受ければアルバイト自体はたくさん​ありますが​、あくまでも一定の業務のみです。 以上のことから、診療所などで全く異なる業務を経験できるスポットアルバイトはとても価値があるものだと感じています。 研修が終わった段階からスポットアルバイトは視野に入っていた 私の周りでは、ほとんどの医師が当たり前のようにスポットアルバイトのことを知っていると思います。私も早い段階から知っていて、実は研修医プログラムが終わったタイミングで、すでにMRTのアカウントを作っていました。当時から、常勤先の仕事が終わった後に週1、2回ほどのペースで働けたら良いなと思っていました。 いざ「スポットアルバイトをやろう」と思ってから実際に案件に入るまでは、とても早かったです。アプリ「MRT WORK」があったので迷わずダウンロードしてみたところ、書類の提出などの煩雑な作業を全てアプリ内で完結させられました。一般的に必要となる書類ばかりだったこともあり、ほとんど手間はなく、手続きには10分ぐらいしかかかっていないと思います。 始めたきっかけは夜勤のあるシフト勤務になったこと 私がMRTのアカウントを作ってから実際に働き始めるまでに期間が開きました。理由としては、単純にスケジュールを組むのが難しかったからです。事前に分かっていたことですが、当初は内科勤務だったので急変の対応などがあり、何時に仕事が終わるかわからない​ような​毎日でした。アルバイトを入れようにも、時間が読めない状況​だった​のです。そのため常勤先や医局のアルバイトである程度経験を積んで、スケジュールをきちんと組み立てられるタイミングになってから開始しようと思っていました。 その後のプログラムで今年の6月から救急部に出向となり​、勤務体系が日勤・夜勤の、勤務予定が事前に分かるシフト制の生活に変わりました。そこで、以前登録していたMRTのスポットアルバイトを始めることにしたのです。平日の夜に時間が取れるようになったものの、予定が合う友人が居るわけでもなく、一人でぶらぶらとして過ごすのがもったいないと思ったのもあります。 ちなみに、プログラムは事前に決まっているものなので、1年ぐらい前からこのタイミングで始めようと考えていたような気がします。 私がスポットアルバイトから得たもの 私の場合はたくさん働きたかったので、業務内容にはこだわり過ぎず、時間が合う限り幅広い案件を体験しました。夜間であれば救急も当直もやりましたし、検診や内科外来にも入っています。例えば健診センターでの人間ドックの案件では、13時〜16時の3時間で報酬は交通費込み3万円でした。 常勤先では体験できないような業務が新鮮 体験してみて印象に残ったのは、健診のスポットアルバイトです。私の行ったところでは、現場に入ってから10分程度でA41枚のプロトコルを確認し、そのまますぐにアシスタントの方と一緒に診察を開始するという流れでした。ペースとしては、1時間に40名くらいの患者さんを診たと思います。普段の診察は入院病棟の回診や急変対応が中心なので、とても新鮮でした。 街の病院のことを知れる良い機会に 大学病院も市中病院も、どちらも医療を提供していることには変わりありませんが、やはり市中病院は地域の方に選ばれるために、きれいな設備をそろえたりアクセスを良くしたりといった部分に力を入れているところが多いと実感しました。働く立場としても、気持ち良く働けるのはありがたいなと思います。スポットアルバイトは交通費込みの募集が多いこともあり、行きやすい病院はシンプルに嬉しいです。 その他、実際に町の病院で働いている事務の方や看護師さんなどとのやりとり一つを取っても、普段は知ることのできない町の病院の実情を垣間見ることのできる貴重な機会となっています。 スポットアルバイトの大変だった点 スポットアルバイトは自分で選んでやっていることなので、取り立てて大変という感覚にはなりませんでした。本業との両立に関しても、医師ならば皆覚悟しているのではないかなと思います。総じて、そこまで大変ということはなかったのですが……。 体力的なキツさがあるのは事実 精神的・体力的のどちらに影響があったかと聞かれれば、「体力的」と即答します。働く時間が増えるので、当然その分の疲労はたまります。 ジムなどで体を鍛える時間もないので、疲れをため込まないためには、眠れる時にちゃんと寝ておくことが大切です。私は元から比較的すぐに眠れるタイプなのであまり苦労していませんが、人によっては最初のうちは、眠る暇がないことに苦労するかもしれません。とはいえこれも慣れなので、回数をこなすうちに眠れるようになってくるのではないかなと思います。 勝手の違いにとまどったことも 実務の部分では、病院によって診察の流れや、カルテの入力方法やルールがまちまちな部分に最初は戸惑いました。特に電子カルテについては、まずOSメーカーによって全くシステムが違うので、分からないときはアシスタントの方に入力方法を確認しながら作成しています。診察や処置に悪影響があるというわけではないので大きな問題ではありませんが、案件ごとのルールに合わせて対応する必要はあります。 スポットアルバイトを続けるコツ 私は2023年の6月からスポットアルバイトを始め、7月末現在で8回案件に入っています。毎週1.2回ペースということになります。(今日もこの後1件予定しています。) ペースは週1~2回がベスト 基本的には、常勤先の勤務日に合わせて隙間時間に案件を入れています。働く時間は、半日の場合もあれば、8時間程度の場合も。スケジュールが合えば長く働きたいのですが、ここはあくまでも募集内容次第というところです。 半日の募集しかないときは今日のように他の予定を入れたり、短時間で入れるものをちょこちょこ組み合わせてスケジュールを組み立てたりもしています。 休日はしっかり休むことも大切 数少ない休みはしっかり休みたい派です。ゴルフへ行ったり旅行へ行ったりしてリフレッシュし、次の勤務日を迎えます。今の勤務体系になる前の話ですが、最近は弾丸で京都に行ってきました。できるだけオンオフの切り替えを意識して過ごすのも、スポットアルバイトを続けられている理由の一つかもしれません。 MRTを実際に使ってみて 同年の先生同士で「あそこで見つけたあのアルバイトが良かったよ。」などと情報交換をすることもあるので、MRTは若い医師なら絶対に名前を知っているサービスなのではないでしょうか。先程触れた通り、私自身もとりあえずアカウントを作っていましたし、知名度は高いと思います。実際に使ってみてから、今のところは他のサービスを使おうとは思っていません。 「使いやすい」からMRT一択でした 他社サービスでスポットアルバイトを検索してみたこともあるのですが、その中でもMRTは検索がしやすい印象でした。 他社サービスの中には、ログイン要求の頻度が多すぎたり、いつのまにか学術記事やニュースへ遷移してしまっていたりして、どうしても使いづらさが気になってしまうようなものもあります。私が探している案件は、第一に「時間が合うもの」なので、MRTで見つからなければ他のサービスでも結果は大差ないだろうと思い、今では他のサービスは使っていません。 紹介キャンペーンなどもやっているようなので、機会があれば同僚の先生などにもおすすめしたいと思います。 万が一のトラブルにも対応してくれる 現場とのトラブルが発生してしまった際には、基本的にMRTに間に入ってもらえます。細かなことですが私が経験した案件では、募集内容に「休憩1時間」と明記されていたにもかかわらず、実際には休憩を取ることはできなかったというケースがありました。勤務後にMRTへ報告したところすぐに対応してくれ、結果、その分の時給をいただけることになりました。すぐに対応してもらえた点は、とても好印象でした。 アプリも活用。気に入っているのは「勤怠管理のカレンダー機能」 MRTのアプリには勤怠管理カレンダーの機能があり、勤務時間や入ってくる予定の給料などを簡単に確認できます。常勤先のスケジュールなどは別で管理をしているのですが、スポットアルバイトの予定のみを区別して管理できるのが便利です。夜勤のあるシフト制勤務では、曜日感覚も薄れてきてしまっているので、抜け漏れなく予定を確認できるこの機能は助かっています。 実際のMRTの使い方 私の場合は出勤日の退勤後にそのまま入れるような案件を中心に探しています。常勤先の1カ月先のシフトが決まってから、予定の合うものを検索するという流れです。 案件の検索方法 私は内科専攻医なので、検索キーワードなどはほとんど絞りません。絞り込み条件を毎回入力するのも面倒なので、スポットアルバイトに入りたい日付を指定して、新たに公開されている募集を上から見ていきます。専門科でなくても良い案件は、専門知識を求められる可能性が低いので人気が高い印象があります。 まず注目するのは、入りと明けの時間です。例えば日勤の日の勤務後にスポットアルバイトをしたい場合、19時〜7時の間のものを見ています。意外と入り時間が17時などのものもあり、時間の面で難しいと諦めることもあります。時間について「相談可」となっている案件は理想的です。 私の場合は勤務内容にこだわりはありませんが、募集内容を見ればきちんと勤務内容が分かるようにもなっています。例えば夜勤のスポットアルバイトでは、当直なのか救急なのかが一目で分かります。当直であれば基本は一度回診をして後は待機となるので、比較的睡眠を取りやすく、体力的なつらさが少ないです。救急の忙しさは病院によって異なりますが、場合によっては寝る暇もないほど救急車が来ることもあります。その分報酬は高く、当直の倍ぐらいが相場だと思います。 検索頻度 人気の案件は一瞬で埋まってしまうので、ちょこちょこ見るようにしています。1日1〜2回程度、通勤の合間にアプリを開いて検索することが多いです。それでも都心でアクセスが良いところの案件や専門科でなくともOKな案件は、既に埋まってしまっていることがあります。2、3日チェックを続け、スケジュールに合うものが見つかり次第申し込みます。 MRTでスポットアルバイトを探す際のポイント 全ての仕事に通じる話なのでしょうが、働く上で自身の目的を実現するには、どのような案件に入るべきかをしっかり分かっておく必要があります。私の場合、まず優先するのは収入のため、求められる内容と報酬を比べた際の割の良さに注目することが多いです。人によっては入れる現場の種類や関わることのできる人の多さなどで選ぶ方もいるでしょう。 場数を踏みたければ「専門科問わず」を優先 専門科かどうかを問わない案件は、私のようにできるだけたくさんの案件に入りたい先生にはおすすめです。5年目以上の先生限定など、細かな条件が設けられている場合もあるため、検索の際は募集要項をしっかり確認しています。その分野の医療を突き詰めたいのでない限り、「専門科問わず」という旨の文言を注視しながら探すと良いです。 同じ病院なら一部の書類が提出不要に 同じ現場に入るのであれば、書類を一からそろえなくてOKな点もメリットだと思います。ケースバイケースかもしれませんが、私の場合は1回目に入る際、MRTが事前に送ってくれた書類以外にも、諸々の契約書などを持参する必要がありました。2回目に入る際はその書類を求められなかったので、同じ現場の方が書類の準備が省けて良いと感じました。 一度経験した病院・健診センターの系列も狙い目 系列の病院や健診センターでのスポットアルバイトは、基本的に仕事内容が同じなのでやりやすいです。先述の通り診察の流れやカルテの入力は案件によって違うため、勝手が変わると戸惑うことも多いです。同じ病院や系列病院であればその辺りのルールが統一されていることも多く、あらかじめ内容が頭に入っているので、効率良く進められます。アシスタントの方や看護師の方とも顔見知りになれるので、スムーズなやり取りがしやすいと思います。 なおMRTに登録していると、エージェントからのオファーが届く場合があります。私は過去に入った案件の系列病院を紹介され、これまでに池袋・横浜・新宿の3カ所へ行きました。やりやすいのはもちろん、「また来てください」と言われるのは嬉しいことです。   おわりに 私はこれから先も、体力が続く限りはスポットアルバイトを続けようと思っています。今後プログラムの都合で内科勤務に戻ってしまうと今のようなスケジュールの組み方は難しくなりますが、エージェントの方とも相談しながら、平日の夜に入れる案件があればできるだけ入りたいです。 入りやすい案件や安定した案件は、本来であれば医局などの太いパイプを通して探さなければ見つけるのが難しいものです。MRTにはすでに豊富な案件が掲載されていますが、これからもっとさまざまな案件、できれば私のような働き方をする人がスケジュールを組み立てやすい案件がどんどん増えていくことを期待しています。またこれからスポットアルバイトを始めようという先生には、今回のインタビューが一つの参考となることを願っています。

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開業医の収入はどれくらい?収益の仕組みについても解説

開業医の収入は事業の収益から経費を引いた額で、平均年収は約2,491万円です。開業医の収入は勤務医などと比較すると高い傾向にあります。開業医の収入を上げるためには、患者数、患者単価を上げると同時に支出を抑えることが大切です。 クリニックや診療所といった開業医が運営する病院は、地域の医療を支える大切な存在です。しかし、地域に貢献するためには収入を得て適切に運営していく必要があります。収入がなければ、廃院せざるを得なくなってしまうからです。 この記事では開業医の収入について、平均額や他の医師との収入の比較の他、収入を高める仕組みなどについて解説します。   開業医の収入は事業の収益から経費を引いた額 勤務医は、勤務先の病院やクリニックから支払われる給与が収入です。一方、開業医は事業の収益から従業員への給与、医薬品費などの医業・介護費用を引いた金額が収入になります。   開業医の平均年収は約2,491万円 厚生労働省が発表した「第23回医療経済実態調査(医療機関等調査)報告-令和3年実施-」によれば、開業医(個人・入院診療収益なし)の年間の平均医業収益は約8,214万円でした。この医業収益から従業員への給与をはじめとした医業・介護費用を引いた金額である約2,491万円が開業医の平均年収となっています。(※) なお、全体の収益に対して保険診療による収益は約7,252万円と、医業収益全体の89.0%を占めています。 ※出典:厚生労働省.「第23回医療経済実態調査(医療機関等調査)報告-令和3年実施-」(P160). https://www.mhlw.go.jp/bunya/iryouhoken/database/zenpan/jittaityousa/dl/23_houkoku_iryoukikan.pdf 開業医の収益の仕組み 一般的に開業医の収益は、保険診療と自由診療で構成されますが、ここでは開業医の収益のほとんどを占めている保険診療の仕組みについて解説します。 病院は治療を行った後、患者から診療報酬の一部を受け取ります。残りの報酬は社会保険診療報酬支払基金もしくは国民健康保険団体連合会という審査支払機関に請求します。審査支払機関や健康保険組合などの保険者による審査を経て、残りの報酬が支払われるという仕組みです。 診療報酬を請求する際は診療報酬算定のルールに則らなければなりません。請求が漏れる、要件に不備があって算定ができないといったことがないように、ルールをしっかりと把握しておく必要があります。   【診療科目別】開業医の平均収入 厚生労働省「第23回医療経済実態調査(医療機関等調査)報告-令和3年実施-」の発表によると、開業医の平均収益と保険診療による収益は次のとおりです。(※) 診療科目 収益(千円) 保険診療による収益(千円) 収益に占める保険診療の割合 収入(損益差額)(千円) 内科 69,267 61,234 89.1% 20,513 小児科 68,241 44,004 65.6% 21,921 精神科 153,079 142,024 93.3% 54,213 外科 85,426 81,291 95.8% 16,558 整形外科 110.928 92.659 83.9% 24,870 産婦人科 108,48 80,260 74.3% 22,999 眼科 98,185 92,294 94.4% 30,533 耳鼻咽喉科 76,018 72,241 96.7% 28,825 皮膚科 90,017 77,508 86.4% 33,078 その他 87,687 84,569 96.9% 27,105 上記の表のとおり、最も収入が高かったのは精神科でした。開業医(個人・入院診療収益なし)の平均損益差額が約2,491万円だったことを踏まえると、内科、小児科、外科、整形外科、産婦人科は平均を下回っており、診療科目によっても収入に差があることが分かります。 ※出典:厚生労働省.「第23回医療経済実態調査(医療機関等調査)報告-令和3年実施-」(P160). https://www.mhlw.go.jp/bunya/iryouhoken/database/zenpan/jittaityousa/dl/23_houkoku_iryoukikan.pdf 開業医の収入は他の医師と比べると高い 厚生労働省「令和3年賃金構造基本統計調査」によれば、10人以上の常用労働者を雇用している病院における40歳以上の医師の年収(ボーナスなどを含む)は次のとおりです。(※) 年齢 平均年収 40歳~44歳 約1,478万円 45歳~49歳 約1,655万円 50歳~54歳 約1,908万円 55歳~59歳 約1,701万円 60歳~64歳 約1,833万円 65歳~69歳 約1,783万円 70歳以上~ 約1,607万円 開業医の平均収入が約2,491万円とすると、40代の医師の平均年収よりも約1,000万円も高くなっています。 ※出典:e-Stat.「令和3年賃金構造基本統計調査」. https://www.e-stat.go.jp/stat-search/files?page=1&layout=datalist&toukei=00450091&tstat=000001011429&cycle=0&tclass1=000001164106&tclass2=000001164107&tclass3=000001164111&tclass4val=0 開業医の収入は診療報酬に影響される 開業医の収入は医師全体の平均年収よりも高い傾向にあります。開業医の収入に影響を与えるのが診療報酬です。 開業医の収入は次のような計算でおおまかに算出できます。 患者単価×患者数 患者単価は診療報酬点数によって決められます。診療報酬点数とは患者への医療行為の対価が記された価格表といえるでしょう。 診療報酬は原則2年に1回改定されます。診療報酬点数が引き下げられると患者単価も下がります。そのため、収入をキープするためには患者の数を増やさなければなりません。一方、診療報酬が引き上げられれば、患者の数はそのままでも収入を維持できます。 なお、診療報酬の改定は診療報酬点数が引き下げ、もしくは引き上げられるだけではありません。診療報酬の改定によって請求の際の要件が変わることがあります。例えば改定前は請求できていた診療が、改定後には請求できないケースもあります。 このように診療報酬の改定は開業医の収入に大きな影響を及ぼすため、診療報酬の改定の動向をチェックしておくことが大切です。 開業医の収益を上げる仕組み 開業医の収益の仕組みは患者数と患者単価が関係しています。そのため、開業医の収益を上げるには患者数を増やす、患者単価を上げるといった取り組みが必要です。 患者数を増やす 患者数を増やすことで開業医としての収益増加につながります。患者数を増やす方法として、例えば以下が挙げられます。 宣伝方法を見直す 競合の病院と差別化する 他の病院や介護施設と連携する 定期的に情報を発信する 宣伝方法を見直す 患者へのアピールができていない場合は、宣伝方法を見直してみましょう。例えば、ホームページを作成して自院の情報を発信したり、SNSを活用して院内の様子などを発信したりして患者へアピールするのもおすすめです。 競合の病院との差別化 自院と競合の病院を比較することで、自院の特色を把握できます。自院の悪い点は改善し、良い点を魅力として打ち出すことで競合の病院との差別化につながります。他院と比較する際は診療技術、人的サービス、施設といったポイントに注目しましょう。 人的サービスを比較するのであれば、例えば以下のような項目が挙げられます。 受付の対応 医師・看護師による患者への対話 プライバシーへの配慮 待ち時間 問診表にアンケート欄を用意して患者の声を確認するのも効果的です。受付の対応やプライバシーへの配慮について、患者の生の声を吸い上げて反映しましょう。 他の病院や介護施設と連携する 他の病院や介護施設と連携することで、患者数の増加が期待できます。他の病院や介護施設に患者を紹介する、逆に患者を紹介してもらうという仕組みをつくることで、患者数の増加につながります。 定期的に情報を発信する 既存の患者を対象にメールなどで情報を発信することも、患者数の増加に効果的です。例えば、インフルエンザの予防接種時期になったらメールを配信して、来院を促すのもよいでしょう。 定期的に情報を発信することで、クリニックや診療所に通院しなくなった患者も来院する可能性があります。 患者単価を上げる 患者単価を上げるには次の方法が挙げられます。 診療報酬を上げる 診療報酬請求漏れを減らす 未収金対策を講じる 患者にあった適切な医療を提供する それぞれの方法について解説します。 診療報酬を上げる 患者一人当たりの診療報酬を上げることで、クリニックや診療所の収益を引き上げることが可能です。例えば、保険診療の収入を上げるのであれば、治療の付加や価値を高めるために、高度医療を導入するという方法が挙げられます。 一方、自由診療を導入することで保険診療外の報酬が高められます。自由診療の一例は次のとおりです。 レーシック治療 人間ドック 美容整形手術 診療報酬請求漏れを減らす 診療報酬の請求漏れの減少は患者単価を上げる施策の中でも、すぐに取り組める施策です。診療報酬の請求漏れが発生してしまう原因は、スタッフの知識不足や、コミュニケーション不足の他、カルテの不備や入力時のミスなどがあります。スタッフの基礎知識を向上させる、記述方法のルール化や入力作業の簡素化を図るといった対策をし、請求漏れを解消しましょう。 未収金対策を講じる クリニックや診療所を運営していると未収金が発生するケースがあります。未収金は時間が経過していくと回収が難しくなってしまう傾向にあります。 未収金が発生してしまうのは、患者側の問題だけではありません。提供された医療に患者が満足していない場合、料金を支払いたくないと考えてしまう可能性もあります。そのため、何故提供する医療が患者にとって重要かを丁寧に伝えて納得してもらいましょう。また、過去に滞納している未収金のリスクが高い患者の情報を正しく管理することも必要です。その他にも、回収のために戸別訪問を実施したり、カード決済を導入して支払いがしやすいようにするといった対策もおすすめです。 なお、自治体では国民健康保険一部負担金減免制度として、医療費の支払が困難な世帯の医療費自己負担額を減免、猶予する制度があります。(※)患者が医療費の支払いが難しい場合は、このような制度を案内してみましょう。 ※出典:東村山市.「国民健康保険 一部負担金 減免制度」. https://www.city.higashimurayama.tokyo.jp/kurashi/zei/kokuho/kyufu/gennmenn230331. html 患者にあった適切な医療を提供する 患者にあった適切な医療を提供することも、患者単価の引き上げにつながります。例えば、定期的な血液検査が必要な患者に対し、患者の経済状況的に検査を勧めにくいケースもあるかもしれません。しかし、患者の健康を管理していくためには、適切な医療の提供が必要です。そのため、費用だけでなく、医療の必要性をしっかりと伝えて適切な医療を提供するようにしましょう。   開業医の収入を上げるにはコスト管理も重要 開業医の収益は患者数や患者単価を増やすことで引き上げられます。しかし、収入は収益から費用を差し引いた額です。そのため、開業医の収入を上げるにはコスト管理も重要です。 開業医のコストを削減するには、次の2つの方法が挙げられます。 人件費の削減 経費の削減 人件費の削減 人件費を削減するには、業務を見直してシステム化やIT化できる業務を洗い出しましょう。例えば予約をインターネットで受け付けるようにすることで、予約対応業務を簡略化できます。また、精算に自動精算機を導入することで精算業務にかける時間を減らせます。このように一部の業務をシステム化、IT化することで業務を効率化でき、時間外労働減少による人件費の削減が期待できるでしょう。 業務を効率化するという点ではシステム化やIT化だけでなく、整理整頓も効果的です。保管場所を明確にして整理整頓を徹底することで、物や書類を探す時間を短縮して効率的に業務を進められます。 経費の削減 経費の削減方法は次のとおりです。 仕入単価の適正化 省エネによるコスト削減 アウトソーシング費用の削減 仕入単価の適正化 医薬品や診療にかかわる材料の仕入単価を適正化することで費用を削減できます。長く開業医としてクリニックや診療所を経営していると、長年取引をしている卸業者から医薬品などを仕入れているかもしれません。その場合、市場価格に合った適正な価格で仕入れられているかを確認しましょう。市場価格よりも高く仕入れていた場合、卸業者と交渉することで、仕入単価を下げられる可能性があります。 省エネによるコスト削減 紙や電気、水道の使用を抑えることで、費用の削減が可能です。例えば、ペーパーレス化を促進させて、これまで紙ベースで保管していたものを電子データとして保管するよう取り組むだけで、コピー用紙代の削減につながります。また、冷房の温度設定を1度高くすることで電気代が約13%削減でき、暖房の温度設定を1度低くすると約10%の電気代が削減可能です。(※) ※出典:環境省.「家庭でできる節電アクション」. https://ondankataisaku.env.go.jp/coolchoice/setsuden/home/saving03.html アウトソーシング費用の削減 もしアウトソーシングしている業務があれば、その実施状況を確認・見直すことで、委託費用を削減できます。例えば、医療事務をアウトソーシングしている場合、契約更新時に委託内容を見直して、不要な業務があれば契約を改めましょう。 また、クリニックや診療所の中には、清掃業務を専門業者に委託しているケースもあります。患者に清潔な環境を提供することはクリニックや診療所にとっては重要です。しかし、すでに不要となった場所を清掃の対象としているケースもあるため、契約更新時に内容を見直して、適切な契約に改めることが大切です。例として、職員だけが使用するスペースまで清掃しているのであれば、清掃する場所を患者が利用するスペースに制限することで、委託費用を抑えられる可能性があります。   開業医は取り組み次第で収入を上げられる 開業医の収入は事業の収益から費用を引いた額です。これに基づくと開業医の平均年収は約2,491万円ですが、内科、小児科、外科などの開業医は2,491万円という平均年収を下回っています。しかし、いずれの開業医も他の医師と比べると年収が高い傾向にあります。 開業医の収入は診療報酬点数に大きく影響されるため、2年に1度の改定内容をしっかりと把握しておくことが大切です。また、患者数と患者単価を増やすことで、開業医の収益を上げることができます。患者数を増やすためには他院との差別化や連携、患者への適切な情報提供に取り組みましょう。一方、患者単価は診療報酬を上げる、診療報酬請求漏れを減らすといった対策を講じることで引き上げられます。 収益を上げるだけでなく支出を抑えることも、開業医の収入アップを考える上では重要です。業務の効率化や、アウトソーシング費用の見直しは支出の削減のために有効な手段です。ペーパーレス化や節電によっても支出を抑えられるでしょう。 MRTでは医師の開業支援を行っています。徹底したマーケットリサーチを行い、新規開業から継承物件、医療モールをはじめとしたさまざまな形態の開業をサポートします。開業準備はもちろん、開業後のリスクマネジメントについてもお任せください。 また、開業資金のために収入を増やしたい方は、アルバイトもおすすめです。MRTでは、スポットや定期非常勤の医師アルバイト求人を多数掲載しています。ぜひ一度ご活用ください。

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専攻医とは?専門医との違いやメリットについて解説

専攻医とは臨床研修を終えて、専門的な研修(専門研修プログラム)を受けている段階です。専攻医の研修を終えると専門医の資格を取得できるため、自身のスキルや経験をアピールしやすくなります。転職時の自己PRにもつながるでしょう。専攻医は臨床研修医と異なりアルバイトが可能です。 医師になるには国家試験合格後に2年間の臨床研修を受ける必要があります。この2年を過ぎると専攻医の段階に進むことが可能です。 専攻医はより専門的な知識やスキルを磨く期間です。専攻医にならずとも、臨床研修を終えていれば臨床の仕事に携わることが可能ですが、専攻医になることでいくつかのメリットがあります。 この記事では専攻医とはなにかや専攻医になる方法、メリットやデメリットなどを解説します。   専攻医とは臨床研修の次の段階 専攻医とは臨床研修を終えて専門的な研修(専門研修プログラム)を受けている医師のことをいいます。専攻医は、2018年の新専門医制度の誕生によって生まれた名称です。新専門医制度が始まる以前は、臨床研修を終えた段階の研修医は、一般的に後期研修医と呼ばれていました。(※) ※出典:厚生労働省.「新たな専門医制度の背景と現状(改)」 https://www.mhlw.go.jp/content/10803000/000508257.pdf,(入手日付2023-07-03). 医学部卒業から専攻医になるまでの期間 医師を目指す場合、大学の医学部を卒業して医師国家試験に合格する必要があります。大学の医学部には6年間通うため、18歳で大学に入学した場合、卒業時は24歳です。(※) その後、医師国家試験に合格すると臨床研修に進みます。臨床研修医の期間は2年間です。24歳で医師国家試験に合格したとすると、専攻医になるのは最短で26歳ですが、この年齢はあくまで目安です。 ※出典:厚生労働省.「新たな専門医制度の背景と現状(改)」P3 https://www.mhlw.go.jp/content/10803000/000508257.pdf,(入手日付2023-07-03). 専攻医と専門医の違い 専攻医に似た言葉に専門医がありますが、両者は大きく異なります。専攻医が研修を受ける理由は専門医になるためです。つまり専攻医は専門医の前段階にあるといえます。 専門医は医師の診察のクオリティを担保するための資格であるため、一定の要件を満たさなければ取得・更新できません。(※) 医師免許は一度取得すれば更新は不要ですが、専門医は更新が必要なため、継続したスキルや知識の向上が求められます。 ※出典:一般社団法人 日本専門医機構.「専門医の認定・更新」. https://jmsb.or.jp/senmoni/ 新専門医制度が成立した背景 専攻医は3年以上の専門研修プログラムを経て、一定の要件を満たすことで専門医の資格を取得することができます。このような新専門医制度はどのような理由で誕生したのでしょうか。 2018年に新専門医制度が誕生するまで、内科や外科など各領域の学会がそれぞれの方針で専門医を認定していました。(※) 学会が独自に専門医を認定していたため、認定基準が統一されておらず、課題となっていたのが次のような問題です。 専門医のスキルや質の偏り 専門医に対する医師と国民のイメージのギャップ 地域格差 このような課題を解消するために、専門医を育成、認定、評価する第三者機関である日本専門医機構が発足し、新専門医制度が誕生しました。 ※出典:厚生労働省.「新たな専門医制度の背景と現状(改)」P4 https://www.mhlw.go.jp/content/10803000/000508257.pdf. 専攻医になるためのステップ 専攻医になるには次のような条件をクリアしなければなりません。(※) 医師法に定められた日本の医師免許を有すること 卒後臨床研修修了登録証を有すること 各学会の正会員であること これらの条件を満たしていれば、次のようなステップで専攻医になるための手続きをしていきます。(※) 専攻医登録をする プログラムを選択する 一次募集に応募する 面接を受ける 合否が通知される ※出典:公益社団法人 日本麻酔科学会.「研修プログラム 各種手続き」 https://anesth.or.jp/users/person/requirement/training_program_process ※出典:一般社団法人 日本専門医機構.「研修施設の方」 https://jmsb.or.jp/kenshu/#an02 専攻医登録をする 専攻医としての研修を受けるためには、最初に専攻医登録が必要です。日本専門医機構ホームページか専門研修希望領域(学会)のホームページから登録用のページにアクセスし、氏名や生年月日、医籍登録番号、登録時点で希望する専攻診療領域などを入力します。 プログラムを選択する 専攻医の登録サイトに掲載されている研修プログラムを確認して、希望するものを選択します。専攻医の研修プログラムは基本領域とサブスペシャルティ領域に分かれます。サブスペシャルティ領域は基本領域の専門性をより高めるためのプログラムです。 基本領域の専門医資格を取得後、基本領域と関連したサブスペシャルティ領域を選択して研修を受けることができます。ただし、領域によっては基本領域とサブスペシャルティ領域の研修を並行して受けることも可能です。 基本領域は次のとおりです。(※) 内科/小児科/皮膚科/精神科/外科/整形外科/産婦人科/眼科/耳鼻咽喉科/泌尿器科/脳神経外科/放射線科/麻酔科/病理/臨床検査/救急科/形成外科/リハビリテーション科/総合診療 2023年7月時点で一般社団法人 日本専門医機構が認めるサブスペシャルティ領域は次の24領域です。(※) 消化器内科/循環器内科/呼吸器内科/血液内科/内分泌代謝・糖尿病内科/脳神経内科/腎臓内科/膠原病・リウマチ内科/消化器外科/呼吸器外科/心臓血管外科/小児外科/乳腺外科/放射線診断/放射線治療/アレルギー/感染症/老年科/腫瘍内科/内分泌外科/肝臓内科/消化器内視鏡/内分泌代謝内科/糖尿尿内科 上記以外にもさまざまな学会や領域から、サブスペシャルティ領域としての認定の要請が出されています。 一方で専門医の乱立を防ぐべきという意見もあるため、サブスペシャルティ領域を増やすべきかについては慎重な議論が必要であるとされています。(※) また、プログラムを選択する際はシーリング制度に注意が必要です。シーリング制度とは地域や診療科ごとの医師の偏りを緩和させるために、採用数に上限を設ける制度です。シーリング制度によって希望する地域や科の研修を受けられない場合もあります。 例えば、地域・科ともに多くの希望者が出る傾向にある東京都の内科研修プログラムの場合は、希望しても採用されない可能性があります。 シーリング制度によって採用されなかった場合、他の地域での研修が必要です。また、採用されたとしても一部の研修プログラムだけを別の地域で受けるというケースもあります。 ※出典:一般社団法人 日本専門医機構「サブスペシャルティ領域について」 https://jmsb.or.jp/subspecialty/※出典:一般社団法人 日本専門医機構「サブスペシャルティ領域について」 https://jmsb.or.jp/subspecialty/(入手日付2023-07-03).※出典:厚生労働省「サブスペシャルティ領域の在り方に関するワーキンググループの報告」 https://www.mhlw.go.jp/content/10803000/000608168.pdf(入手日付2023-07-03). 一次募集に応募する 専攻医の一次募集は12月初旬からスタートします。募集開始から締め切りまでの時間は少ないため、希望する施設の状況をしっかりと把握して応募しましょう。 応募は1領域の1プログラムに限られるため、自分の希望や将来のビジョンなどをしっかりと考えた上で応募することが重要です。 面接を受ける 一次募集に応募後、病院のプログラム統括責任者の案内に従って面接に進みます。面接の準備として、就職活動や転職活動と同じように志望動機や自分の長所短所などの自己分析をしておきましょう。 合否が通知される 面接後の選考が終わり次第、応募先から合否通知が届きます。合格であれば応募先の担当者からの指示に従い、研修の準備を進めていきましょう。 一方、不合格だった場合は二次募集に応募します。二次募集への応募方法は一次募集と同様です。 専攻医を目指す際に覚えておきたいポイント 専攻医を目指す際には次のポイントを覚えておきましょう。 専攻医の研修は必須ではない 専攻医の研修は中断ができる 専攻医はアルバイトが可能 1. 専攻医の研修は必須ではない 初期臨床研修を終えた後に専攻医を目指すかどうかは任意です。 一方、初期臨床研修は必須で、医師法には次のように定められています。 ”診療に従事しようとする医師は、二年以上、都道府県知事の指定する病院又は外国の病院で厚生労働大臣の指定するものにおいて、臨床研修を受けなければならない” 引用:e-Gov法令検索「医師法」 https://elaws.e-gov.go.jp/document?lawid=323AC0000000201 医師になる上で必須な臨床研修と異なり、専攻医とはあくまで専門医を目指すための研修プログラムです。そのため、専門医になるつもりがなければ、専攻医の研修プログラムを受ける必要はありません。 2. 専攻医の研修は中断ができる 結婚や妊娠、海外勤務や留学などの事情により、専攻医の研修が受けられなくなった場合、途中で研修を中断することができます。中断の際、中断期間が6カ月以内で症例数などが揃っていれば、研修期間の延長は不要です。 例えば、産前・産後に休業もしくは育児休業を取った場合でも、休業期間が6カ月以内であれば通常どおりの期間で専門医資格を取得可能です。(※)また、6カ月を超える休業であっても、復帰時に中断前の実績が引き続き認められます。 なお、臨床研修であっても、やむを得ない事情によって研修を中断することは認められています。臨床研修を中断する場合、中断期間が90日までであれば、2年という所定の期間で研修を修了することが可能です。中断期間が90日を超えた場合は、中断した分の日数を延長しなければなりません。 また、パートナーの転勤などで臨床研修を中断する場合、臨床研修中断証が交付されます。臨床研修中断証が交付されることで、研修を再開する病院でそれまでの研修内容を踏まえた研修を受けられます。 ※出典:公益社団法人 日本医師会 女性医師支援センター.「臨床研修・専門研修を中断する場合」. https://www.med.or.jp/joseiishi/article013.html,(入手日付2023.07.04) 3. 専攻医はアルバイトが可能 臨床研修医の場合はアルバイトが認められていません。一方、専攻医はアルバイトが可能です。 しかし、一部の研修先では専攻医であってもアルバイトが認められていないケースがあります。そのため、自分の研修先がアルバイトを認めているかどうか確認して、研修先のルールに従うようにしましょう。 専門医になるメリット 専攻医の研修を経て専門医になることで、転職時に専門スキルをアピールすることが可能です。また、専門医が勤務する病院側にもメリットが生まれます。 患者や他の医師・スタッフからの信頼を得られやすい 専門医は対象診療科の専門的な知識を持つ医師という証明になるため、患者はもちろん、同僚の医師やコメディカルスタッフからの信頼を得られやすいというメリットがあります。 転職時に専門スキルをアピールできる 専門医になることで自分のスキルや経験、知識をアピールできます。そのため、転職する際は大きな強みになると言えるでしょう。 転職時の強みになるのは専門医としてのスキルや知識、経験だけではありません。専門医資格を取得するために専攻医として努力した姿勢も評価される可能性があります。 また、管理職の条件として専門医の資格を設けている病院であれば、採用後のキャリアアップにもつながるでしょう。 病院の中でも、専門医であることを評価される可能性が高いのが次のような病院です。 規模の大きな病院 急性期の病院 専門医の研修施設を目指している病院 規模の大きな病院 大学病院や総合病院といった規模の大きな病院は、診療科目が細かく分かれています。そのため、それぞれの科目についてのより深い知識が必要です。専門医資格を取得していれば、診療科目への深い知識を評価されて採用される可能性が高まります。 急性期の病院 急性期の病院では多くの患者を受け入れるためにも、患者が退院や転院をするために必要な処置を、早く的確に施す必要があります。さまざまな患者の症状にあわせて処置をするため、医師としてのスキルや経験が必要です。 そのため、急性期の病院で多くの症例を経験している専門医は優遇される傾向にあります。 専門医の研修施設を目指している病院 専門医資格を取得できる研修施設を目指している病院は、専門医の採用に積極的な可能性があります。高いスキルを持つ医師が在籍しているということは、研修施設にふさわしいというアピールになるため、専門医が採用されやすいことが考えられるでしょう。 病院側にもメリットが生まれる 専門医になることで医師はスキルや経験、知識をアピールできるようになりますが、専門医を採用することは病院側にもメリットがあります。 専門医が診療するからといって診療報酬が高くなるわけではないため、直接的な収入にはつながりません。 しかし、患者に専門性の高い医師が在籍していることをアピールすることが可能になり、専門医のもとで研鑽を積みたい若手医師の採用にもつながるでしょう。 専門医になるデメリット 専攻医を経て専門医になることでスキルや経験を積める、転職時に資格をアピールできるといったメリットがあります。一方で専門医になるためには資格の受験料や更新料、学会参加の旅費などの出費が発生するというデメリットが挙げられます。 また、受験や更新の手続きに時間を取られてしまう、病院によっては専門医の資格を取得しても給与に反映されないといったデメリットも考えられるでしょう。 専攻医の研修を経て専門医を目指そう 専攻医とは2年の臨床研修を経た後に、より専門的な知識やスキルの取得を目指している段階です。以前は後期研修医として知られていましたが、2018年に新専門医制度が誕生したことで専攻医と呼ばれるようになりました。 専攻医になるかどうかは本人の任意です。専攻医の研修プログラムを終えると専門医として認められます。専門医の資格を有すると転職時に自身のスキルや経験をアピールしやすくなります。ただし、専門医を目指す上では、資格の受験料や更新料、学会参加の旅費などの出費が発生するといったデメリットもあるため事前に理解しておきましょう。 専攻医は臨床研修医と異なりアルバイトが認められています。そのため、収入に不安がある・研修先以外でも経験を積みたいという場合は、アルバイトをするのもおすすめです。 MRTでは医師に向けたさまざまな求人情報を掲載しています。スポットや定期非常勤のアルバイト求人はもちろん、常勤の求人情報も掲載していますので、専門医の資格を取得して転職を検討している方もぜひご利用ください。 <最新の医師求人はこちら> ◆スポット求人一覧 https://medrt.com/spot?utm_source=spotlist&utm_medium=medrt.com_content&utm_campaign=content_spotlist ◆定期非常勤求人一覧 https://medrt.com/regular?utm_source=regularlist/&utm_medium=medrt.com_content&utm_campaign=content_regularlist ◆常勤求人一覧 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