日本医師会女性医師支援センターが行った、女性医師の勤務環境の調査によると、家庭・育児に関する悩みがあると答えた女性医師は全体の71.1%で、子育て中の医師に限定すると90.6%の方が家庭や子育てに悩みがあると回答しています。
参照:
日本医師会男女共同参画委員会 日本医師会女性医師支援センター
「女性医師の勤務環境の現況に関する調査報告書」
https://www.med.or.jp/joseiishi/wp-content/uploads/2018/10/h29wd_survey.pdf
また、育児休業を取得しようにも「職場の雰囲気」や「育児休業制度がない」といったことが原因で、最終的に離職する医師も少なくありません。
とはいえ、医師と育児を両立する上で必要になってくるのは、夫や職場の理解と協力です。特に「勤め先の病院で当直勤務」がある、「人手不足から中々現場を離れられない」といった状態ですと育児に充てる時間を確保するのは難しいでしょう。しかし、育児を真剣に考えるのであれば離職するのも有効な手段だと言えます。加えて収入、経験値の不安を踏まえると、アルバイトで働くのがおすすめです。
事実、アルバイト勤務にすることで得られるメリットは多くあります。
自身の自由に時間配分できるのはアルバイトの一番の魅力だと思われます。特に急な呼び出しや残業が基本的にない点、午前・午後のみといった短時間勤務が可能な点で育児との両立がしやすくなるでしょう。加えてスケジュール管理もしやすくなるので、家族や保育園との連携もスムーズになります。また、体力的・精神的な負担を軽減できる点も自由に時間配分できる故のメリットでしょう。
医師アルバイトの時給相場はおよそ10,000円と言われています。もちろん専門科目によって金額が上下する場合がありますが、世間から見ると高額な給与なのは間違いありません。また、求人を色々探してみると稀に高時給な案件に巡り合えることがあります。競争率は高いのですが、短時間で数万円得られる可能性もあります。
育児費用の嵩む時期ですので、医師という立場を最大限活用すれば家計の大きな助けになることでしょう。
アルバイトは単発のものがほとんどですので、多くの場所へ出向くことになります。その分多くの人との出会いがありますので人脈も広がります。子育てが落ち着いたタイミングで復職するのでしたら、その足掛かりになる人物が待っているかもしれません。
出向先によっては経験のない仕事を頼まれるケースもあるようです。その分、様々な情報を得ることができますので、別の現場や今後の医師としてのキャリアにおいてプラスに働くきっかけが生まれるかもしれません。
また経験という意味では、ブランクを空けずに済むのも重要なポイントです。復職したくてもブランクが大きな不安となる可能性もありますので、定期的なアルバイトで臨床から離れずにいることは大切かもしれません。
いかがでしたでしょうか。
アルバイト勤務にすることでライフワークバランスは大変整えやすくなります。育児と仕事を両立させたい方は参考にしてみてください。
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