医師の健診アルバイトの仕事内容や時給相場、選び方のコツを紹介
目次
健康診断では血圧測定や採血などは看護師が行うものの、問診や診察は医師しか行えません。そのため健康診断シーズンには健診アルバイトの求人が多くなります。
本記事では医師の健診アルバイトの仕事内容や時給相場、健診アルバイトの魅力や選び方のコツを解説します。
医師の健診アルバイトの仕事内容
医師の健診アルバイトとは、健康診断などで問診や触診、聴診などを行う仕事のことです。どのような健診かにより仕事内容は異なるものの、一般的には以下の仕事を行います。
- 問診や聴打診
- 胸部X線やバリウム検査などの読影
- 健康診断結果の説明
- 生活指導
- 報告書の作成
専門医資格の必要がない問診や聴診のみ行うアルバイトもあれば、胸部X線などの読影、内視鏡検査、乳がんや子宮頸がん(子宮けいがん)検査など専門医資格が必要なものまで、一人の医師で対応するケースもあるでしょう。じん肺健康診断のような特定健康診断では、カルテや問診表は専用のものを使って健診を進めます。
時給相場
健診アルバイトは時給1万円が相場です。また勤務時間は日勤だけでなく半日勤務のアルバイトもあるため、それぞれ以下が給与目安となります。
日勤:6~7万円程度
半日勤務:4万円程度
この他に交通費などの手当が支給されるケースもあります。
健診アルバイトを行う場所
同じ健診アルバイトでも、以下のように開催場所により健診の回数や時間帯が異なることがあります。健診アルバイトを探すときは、どの健診に該当するか事前に確認しましょう。
院内健診
医療機関や健診センターで行う健康診断です。受診者が指定された時間に医療機関に訪れて健診を行うため、会場設営などは必要ありません。院内健診のアルバイトではスポットよりも定期非常勤の求人が多い傾向です。
出張健診
企業や学校に医師と看護師などの医療スタッフが出向いて健康診断を行います。健診場所の企業に現地集合するケースが多いものの、交通の便が悪い場所も多いため、移動時間に注意しましょう。また会場に到着してからの設営も必要です。
巡回健診
医療機関や健診センターなどに集合し、出張健診バスに乗り込み会場に出向いて健康診断を行います。巡回健診では複数の会場を回ったり、早朝出勤や宿泊が必要になったりすることもあるため、そういった点も事前にチェックしましょう。
健診アルバイトの種類
健診アルバイトの中でも、学校健診か特殊健康診断かなど、健診内容によっては専門医資格が必要なケースもあります。アルバイトの募集前に仕事内容や資格要件を確認しましょう。
学校健診
幼稚園から大学まで、学生を対象とした健診で、問診や聴打診など初歩的な対応が基本です。また学校健診の場合、耳鼻科健診や眼科健診など専門的な健診に対してアルバイトを募集しているケースもあります。求人は3〜6月に多くなる傾向です。
一般健康診断
企業で義務付けられている定期健康診断です。問診や診断結果の説明だけの仕事もあれば、人間ドックや婦人科健診とあわせてアルバイトを募集していることもあります。幅広い対応が必要なこともあるため、業務内容をよく確認しましょう。
特殊健康診断
以下の業務に従事する者に対しては、労働安全衛生法で特殊健康診断の実施が義務付けられています。
- 高気圧業務
- 放射線業務
- 特定化学物質業務
- 石綿業務
- 鉛業務
- 四アルキル鉛業務
- 有機溶剤業務
また常時粉じん作業に従事する者に対しては、じん肺法により「じん肺健診」が必要です。
これらの特殊健康診断では通常の健康診断とは別の検査項目があるため、問診方法も異なります。業務に含まれるかどうかは事前に確認しましょう。
ワクチン接種の問診
一般健康診断の業務の中には、インフルエンザワクチンの接種時の問診が含まれることがあります。また、流行時期にはスポットで問診のみのアルバイトを募集しているケースもあります。
ワクチン接種の問診の場合、専門性は必要なく接種自体は看護師が行うことが多いので、医師の負担が少ないアルバイトの一つです。
医師の健診アルバイトの魅力
健康診断は健康な人の受診が基本であり、業務内容も問診が大半のため、精神的負担の少ない仕事です。また定期非常勤だけでなくスポットの求人も多く、ブランク明けの医師の仕事としても適しています。
精神的負担が少ない
健康診断は現在の健康状態の確認や、病の早期発見が目的であるため、基本的には健康な人しか受診しません。また万が一病が見つかった場合も、健診医は二次検査の通知をするのみです。そのため患者の検査が必要な他の医師アルバイトと比較すると、精神的負担はかかりません。
定型業務が大半を占める
健康診断の多くは開始時間が決められています。また、出張健診でも健診時間は決められているため、残業やイレギュラー対応はほぼ発生しません。問診に専念し手際よく進めればよいため、安心して業務に取り組めます。
専門医資格不要
健診アルバイトは専門医資格が不要な求人も多いため、ベテランだけでなく若手医師でも応募できます。出産などを機に臨床の現場を離れた女性医師にとっても、働きやすい環境といえるでしょう。
スポット・定期非常勤どちらも選べる
健診センターや病院では定期非常勤の求人が多く、春や秋の健康診断シーズンにはスポット求人が多くなります。勤務時間も日勤だけでなく午前・午後のみなど選べるため、ライフスタイルに合った働き方が可能です。
医師の健診アルバイトを探すときのコツ
体力的・精神的負担の少ない医師の健診アルバイトですが、募集内容をよく確認しないとミスマッチの原因になってしまいます。ここでは健診アルバイトを探すときのコツを紹介します。
健診場所と内容を確認する
健診場所が遠方の場合、移動時間を余分に考えることが必要です。また健診により必要なスキルは異なるため応募前に詳しく確認しましょう。
受診人数を確認する
健診アルバイトの忙しさは受診人数により異なります。集団健診など一度に数百名以上の健診が必要であれば、問診の正確性とスピードが重要です。一方で健診センターの人間ドックなどでは受診者の生活習慣をよく聞き取り指導したり、丁寧な対応が求められたりする傾向があります。
医師の人数を確認する
受診人数だけでなく医師の人数も確認しましょう。健診を行う医師が複数人いれば、万が一トラブルがあっても健診を続けられます。
医師が自分だけの場合、問題が起これば時間どおりに健診が終わらなくなるため、プレッシャーも大きくなるでしょう。
出張健診は接遇も大切
院内健診とは異なり、出張健診や巡回健診では企業や学校に訪問するため、接遇も求められます。社会人としてのマナーを守ることはもちろん、コミュニケーション能力も必要です。
交通費は支給されるか
出張健診では、健診会場までの交通費が支給されるかもどうかも確認しましょう。公共交通手段が使えない場合、タクシーが必要なこともあります。交通費は求人により記載方法が異なり、給与に含まれることもあれば、別に記載されていることもあります。
好条件の健診アルバイトは早めに応募しよう
医師の健診アルバイトは健康診断時の問診が主な業務です。初歩的な問診なら診療科に関わらず仕事ができ、業務内容が明確で精神的負担も少ないため比較的働きやすい業務内容といえます。健診アルバイトは医師からの人気も高く、好条件の求人はすぐに募集を締め切るため早めの応募が肝心でしょう。
医師専用の求人サイトMRTでは、健診アルバイトやワクチンバイトなど、人気の求人を豊富に案内しています。医師のアルバイトを効率的に探したいときは、ぜひMRTをご活用ください。
<健診の医師求人はこちら>
<すべての医師求人はこちら>
<MRTアプリ「MRTWORK」>
「お気に入り機能」「求人閲覧履歴」「地図検索」など、WEBよりも求人検索が簡単に!
ダウンロードはこちら
<LINEで医師求人を受け取る>
MRT公式LINEでは最新の医師バイト(スポット/定期非常勤)と常勤求人を配信中!
友だち追加はこちら