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病院見学で見るべきポイントとは?項目ごとにチェックすべきポイントを解説!

更新日: 2023/11/14
病院見学で見るべきポイントとは?項目ごとにチェックすべきポイントを解説!
病院見学を有益なものとするには、見学時に見るべきポイントを明確にしておくことが大切です。職場の雰囲気はもちろん、働く人々の様子や院内設備、教育体制などもしっかり見ておきましょう。本記事では病院見学で見るべきポイントについて解説します。

医学生が実際に病院を訪問する病院見学は、職場の雰囲気やそこで働く人々の様子を知ることができる貴重な機会です。単に病院内を見て回るだけでは有益な情報は得られません。
病院見学を有効活用するためには、明確な目的を持って見学に参加することが大切です。

本記事では医学生が病院見学で見るべきポイントについて解説します。

 

病院見学で見るべきポイント

病院見学で見るべき項目は、主に職場の雰囲気、働く人の様子、医療設備とスタッフ施設、教育体制の4つです。
ここでは、それぞれの項目をより深く理解するためのポイントを解説します。

1. 職場の雰囲気

病院見学で見るべきポイントの一つが、職場の雰囲気です。自分の希望に沿った勤務先とマッチングするためにも、見学の段階で病院の雰囲気やスタッフの勤務状況をつかんでおきましょう。以下、病院の雰囲気をより深く知るためのポイントです。

待合室や共有スペースの様子

待合室や共有スペースは、その病院の全体的な雰囲気をつかむのに最適な場所です。清潔に保たれているか、快適で心地よい雰囲気が整っているかをチェックしましょう。
患者やその家族がリラックスできている様子が見られる病院であれば、利用者への配慮が行き届いたホスピタリティの高い職場であると判断できます。

スタッフ同士のコミュニケーション

病院見学の際は、そこで働くスタッフ同士のコミュニケーションの様子をしっかり観察しましょう。人命を預かる医療の仕事では、そこで働くスタッフのチームワークや協力体制の構築が重要です。
チーム内での意見交換が活発な様子や、異なる科が部門を超えて連携できている様子などがあれば、その職場の雰囲気は良好であるといえます。

当直や残業の実態

病院での勤務状況を正確に知るためには、当直や残業の実態についても情報を集めることが大切です。24時間患者と向き合う必要がある病院では、夜間の当直や想定外の残業は避けて通れません。
当直のシフトは適切か、残業をカバーし合う体制が整っているかなどを確認しましょう。

2. 働くスタッフの様子


病院見学の際は、働くスタッフの様子もよく観察しましょう。医療の現場ではチームワークが重要であり、一緒に働く人々の仕事に対するモチベーションは自身のキャリア形成にも関わります。

以下、病院見学でチェックしておきたいポイントです。

医師の年齢分布

病院見学では実績のあるベテラン医師に注目しがちですが、医師全体の年齢分布にも注目しておきましょう。
自分より少し年上の年齢が近い医師がいればコミュニケーションも取りやすく、円滑に研修を進めることができます。

先輩研修医の表情

病院見学に訪れた際は、先輩研修医の表情を特にしっかり観察しておきましょう。先輩研修医は1年後、2年後の自分の姿です。研修医の表情に疲弊が見られる病院では研修の質に疑問を持つべきでしょう。逆に研修医が活き活きとしている病院は、しっかりとした教育体制のもと適切な研修を実施していると判断できます。

コメディカルのモチベーション

病院見学ではコメディカルの仕事に対するモチベーションや働く様子もチェックしておきましょう。コメディカルが積極的に業務をこなしてくれる職場であれば、医師の負担も少なく、より集中して研修に取り組むことができます。
職場の雰囲気を知るためにも、コメディカルの表情や声の会話のトーンに注目することが大切です。

3. 医療設備とスタッフ用施設


病院見学は一般には見ることができない医療設備やスタッフ用施設を見学できるチャンスです。
病院の設備や施設は研修の質や効率にも大きく影響します。
以下、病院見学で医療設備やスタッフ施設をチェックするときのポイントです。

医療設備の充実度合い

病院見学の際は、医療設備の充実度合いを確認しましょう。医療設備が充実した病院であれば、研修期間により多くの医療設備や医療機器に触れることができます。
また、医療設備の状態も確認します。新しいものか古いものかが重要なのではなく、古いものであってもきちんとメンテナンスされているかが大切です。最新の医療機器であれば、最先端の治療方法を知るきっかけになるかもしれません。

業務がIT化されているか

病院見学では院内業務のIT化の進捗もチェックしておきましょう。近年、医療業界は他業種と同様に急速なIT化が進行しており、電子カルテも広く利用されるようになってきました。
この流れは今後ますます加速していくことが予想されるため、医師としてのキャリアの早い段階からITを活用した業務を経験しておくと良いでしょう。

スタッフ用施設の快適性

病院見学では当直室やロッカールーム、シャワー室などスタッフ用施設も見学させてもらうことが大切です。十分な広さはあるか、冷蔵庫やポット、レンジなどが備えられているかも確認します。
医師の仕事は忙しく、心身の負担も少なくありません。快適に休める空間かどうかしっかり判断しましょう。

4. 教育体制


研修医に対する教育体制は医師としての成長に大きな影響を与えます。
実際の教育体制を知るためにも、病院見学の質問時間などを活用して情報を集めましょう。
ここでポイントとなるのは以下の内容です。

研修カリキュラムの内容

研修カリキュラムの内容は病院によってさまざまです。病院によっては後期研修期間に入ってからも研修医向けの体系的なカリキュラムを組んでいる場合があります。
どのようなカリキュラムが正解かは一概には言えませんが、その具体的な内容を知ることで希望の病院も選定しやすくなるでしょう。

研修医が参加する勉強会の頻度

病院内では医師による勉強会が頻繁に開催されています。研修医にとって、勉強会は自身の知見を広げたり、スキルアップを図ったりする貴重な機会です。
病院見学ではその病院でどのような勉強会が行われているのか、またその頻度はどれくらいかなどを確認しておきましょう。

希望分野の医師との相性

研修医の後期研修期間では、自身が希望する分野の指導医のもとでより専門的な知識やスキルを身に付けていくことになります。ここで重要となるのは指導医との相性です。
可能であれば、病院見学の際に希望する分野の医師と直接お話をさせてもらい、人柄や雰囲気から相性を確認するとよいでしょう。

 

病院見学に参加するときの3つの注意点

病院見学は研修先の病院を選ぶための第一歩となります。貴重な機会をしっかり活かすとともに、病院の採用担当者に好印象を与えることが大切です。
ここでは病院見学に参加する際の注意点を解説します。

1. 可能であれば複数の診療科を見学する

病院の業務は診療科によって大きく内容が異なるため、可能であれば自分の希望以外の診療科も見学させてもらうとよいでしょう。複数の診療科の業務を見ることで、診療科ごとのつながりや病院の全体像がつかみやすくなります。

ただし、病院見学は一つの診療科を見るだけでも1日掛かりになるため、医学生のスケジュールを考えると簡単なことではありません。
複数の診療科を見学するためには、本命の病院だけ見学スケジュールを多めに取るなど工夫が必要です。

2. 社会人としての意識を持つ

病院見学は一般の学生における就職活動のようなものであり、参加時は社会人としての自覚を持って節度のある言動を心掛けましょう。遅刻をしない、相手を尊重する、TPOをわきまえるなど、基本的なマナーを守り相手の印象を損ねないようにすることが大切です。

3. 見学後はお礼の連絡をする

病院見学が終了した後は、お世話になった病院の担当者に対してお礼の連絡をしましょう。
メールで送る場合はなるべく当日中に、お礼状を送付する場合は翌日までにポストに投函しましょう。

本文には見学させていただいたことに対する謝辞と、見学の感想を記述します。お礼の連絡やお礼状を作成する際は、ビジネスマナーを遵守することが大切です。

 

見るべきポイントを理解して病院見学に参加しよう

忙しい医学生にとって、病院見学は職場の雰囲気やそこで働く医師の様子を伺い知ることのできる貴重な機会です。
自身が思い描く医師としてのキャリアとも照らし合わせながら、病院見学を意義のあるものにしましょう。

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