収入を理由にアルバイトを行っている医師のリアルな声をご紹介いたします。
医師となり、アルバイトを始めたのは半年後でした。
当時は大学病院からの給料が手取りで45,000円だったので、全く生活ができない状態でした。
さらなる親からの仕送りもなんとなく気がとがめていました。
そんな時、老人病院の週末当直の話がありました。週末当直で140,000円は魅力的でした。
経験も少ないためにオーベンと連絡の取れる状態で当直しました。
そこで私は、人生初の当直で死亡診断書を書いてしまいました。
医師人生の初の診断書がバイト先でした。
確かに収入が増えて、生活は楽になりました。身体も疲れずに、ご飯も食べられました。
しかし収入が増えた一方で確定申告などが必須となり、税金がかかることに驚きました。
時に1ヶ月分ぐらいは税金分にかかり、タダ働きかと感じました。
収入は200万ぐらいの増収であり、生活は楽になりました。
先述の通り一方では掛かる税金も多くなり、税金を払うために働くのかという感覚も芽生えました。
日本の税制に疑問も感じて、さらには勤労意欲もなくなりそうになりました。
今は研修医となってもアルバイトはできませんが、30年前はおおらかでもありました。
昨今では、かなりのスキルも必要であり医療ミスが医師の命取りともなりかねません。
日々の訓練は重要で、薬剤の使い方にも習熟が必要だと感じます。
収入にとらわれないように、今後の自分をイメージしてください。