【医師転職事例】専門医取得後、理想のキャリアを求めて転職!30代男性医師の転職成功事例

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30代男性(地方在住)/眼科
2019年に都内の大学を卒業後、福島県の被災地の病院で初期研修を行う。その後医局には所属せず、2021年〜関西の病院で新専門医制度下のプログラムを修了。2024年度初旬から、土地勘のある首都圏近郊での診療継続と大学院進学を検討しつつ、転職活動を開始した。2025年3月に専攻医プログラム終了後、10週間海外での眼科医療活動に参画し、6月に専門医試験受験後、7月に入職。
■転職のBefore / After
| 項目 | Before(慢性期病院) | After(リハビリテーション専門病院) |
| 働き方 | 週5日 | 週5日 |
| 年収 | 約1050万 | 約1300万 |
| QOL | 呼び出しは基本ない環境 | 産業医としての法人設立や不動産事業などにも新たに取り組み、自分なりに充実したパラレルキャリアの構築を模索できている |
| 業務内容 | 眼科外来、手術助手、手術など 忙しさは日により、昼食を取る時間がない時もあれば、ある時もあった |
外来、眼科手術 以前より忙しくなったものの、スタッフのサポートが充実しているため、効率よく診療を行えている |
Q1. 転職を考えたきっかけや背景を教えてください
2025年3月に新専門医制度下のプログラムを修了するタイミングを迎え、私はキャリアの大きな分岐点に立っていました。修了後も前職に残留するか、新たな環境を求めるか。サブスペシャリティとして前眼部疾患や網膜硝子体領域の専門経験を積みたいという希望がありましたが、当時の環境では症例数や設備面でハードルが高く、理想の追求には限界を感じていました。
そこで、三つの選択肢を軸に自らの将来を模索しました。
一つ目は現職に留まり環境改善を試みること、二つ目は研鑽に特化した施設でフェローシップとして再出発すること、そして三つ目は地元近辺へ戻り、眼科医としての診療を続けながら産業医活動などのパラレルキャリアを構築する道です。
専門医としての技術向上か、あるいは将来を見据えた生活基盤の確立か。医師人生を長期的な視点で見つめ直す、極めて重要な思案のプロセスとなりました。
Q2. 今回の転職で、譲れなかった条件は何ですか?
今回の転職で譲れなかった条件は以下4つです。
- 白内障手術の経験のさらなるステップアップが可能な環境 (さらに我儘を言えるなら、硝子体手術のメンターがいる環境)
- 診療圏が広く症例の幅が広い環境(コンタクトや一般診療ばかりでない環境)
- Dr.複数人いて、専門領域もばらけている環境
- 診療方針や運営方針に関してトップダウンすぎず、方針の相談はしつつ裁量権はある環境
さらに、+αであれば嬉しい条件として以下4つを考えていました。
- 待機は緊急手術関連であれば程度の問題を見ながら可能であること
- 大学院の並行所属が可能であること
- 年収は前職以上
- 可能なら関東+東海, 福島, 仙台などの範囲内
Q3. 数ある選択肢の中で、今の職場に決めたポイントは?
いわゆる「中核病院」に近い診療圏及び症例集積性のある病院は、紹介会社経由での求人はやはり希少で、組織が大きくて上記の2,3が揃うと1,4が…という医療機関が多かった印象でした。
フェローシップ受け入れがある医療機関には、MRTさんを通さず直接連絡をとり見学にお伺いし、MRTさんからはエージェントから提示いただいた眼科専門医療機関にもお伺いしました。
最終的には1~4がバランスよく整っており、とりわけ診療や手術に関して風通しの良さと裁量権のバランスが取れており、今後の自己研鑽にも寛容な医療機関に決めました。
Q4.転職後の働き方や忙しさは、いかがでしょうか?
診療所へ異動となったことで、単位時間あたりに診察する患者数は増加し、その点では以前より忙しくなったとも言えます。
ただし、事務スタッフさんや診療補助スタッフさんのサポートが充実しているため、工夫次第で効率よく診療を行えるようになりました。業務に慣れるまでの期間は2〜3か月程度でした。現時点では外来診療の運営に関して課題はまだまだ多いですが、ストレスはほぼありません。
外来症例の幅については、前職で主に専門としていた前眼部疾患に関してvarietyはやや縮まった点が否めないものの、地域の医師会活動における広報や、非常勤先医療機関との連携などを通じて、徐々に症例の厚みを増していきたいと考えています。
白内障手術に関しては、執刀させて頂く数および質の両面において(難症例の執刀、強膜内固定、ECCE/ICCE、多焦点IOLなど)、レベルアップできたと感じています。
硝子体手術については、地方中核病院に所属する医師と比較するとやはり経験数では劣りますが、上級医と手術計画を相談しながら丁寧に取り組んでいます。
2019年卒の立場で継続的に硝子体手術の執刀機会をいただき、指導を受けられている点は大変ありがたいと感じています。
また、民間開業医の運営が直面している課題を内側から具体的に理解できている点は、転職前には想定していなかったものの、現在は非常に興味深く学ばせていただいてます。この点は、転職して良かったと感じている点の一つです。
Q5. MRTのサポートを受けてみて、いかがでしたか?
転職活動の当初、私は自分が何を基軸に動くべきか、明確なビジョンを持てずにいました。「年収」や「当直の有無」といった定量的な条件へのこだわりが少なかった分、かえって自分の判断基準が曖昧だったのです。しかし、数ヶ月にわたる担当コンサルタントとの対話の中で、私自身の中に眠っていた「定性的な希望」を丁寧に言語化していただけたことは、非常に大きな収穫でした。
実際に様々な診療体制の医療機関へ足を運び、見学に同行していただく過程で、漠然としていた「ソフト面」へのこだわりが徐々に形を成していきました。
そこでようやく確信したのは、私が真に求めているのは「自由さと相談のしやすさのバランス」だということです。具体的には、新規の取り組みを相談しながら試せる寛容な風土や、大学院進学、産業医活動などのパラレルキャリアを許容する柔軟性でした。
この「自分自身の軸」を正しく把握できたことが、最終的に現職への残留か、あるいは新たな環境への挑戦かを判断する際の、揺るぎない指標になったと感じています。
■ 担当エージェントからのコメント
専門医取得に向けて、これまで一つの医療機関で実直に研鑽を積まれてきた先生。だからこそ、今回の転職活動では視野をさらに広げ、多様な医療の方向性や地域ごとの特色を体感していただくため、時間をかけて複数の医療機関をご見学いただきました。
最終的にはご出身エリアの法人様へのご入職となり、その過程で、ご紹介先を通じて大学の教授との面談の機会も実現。「将来どのような道を歩むべきか」という一歩踏み込んだキャリアパスを、先生と一緒にじっくりと見つめ直す有意義な機会をご提供できたと感じております。
現在は、新しい職場で地域の医療ニーズに応える挑戦をされつつ、最先端の手技習得にも並行して励まれておられます。臨床と研究を高いレベルで両立し、さらなる飛躍を目指す先生を、これからも心より応援しております!
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